演劇集団円・こどもステージ
昨年のことですが、演劇集団円公演(7/28-8/5)こどもステージ「どんどこどん」の歌唱指導を振り返ってみます。円は実に3年振りでした。今回、私が最も印象に残った作品は「誰もしらない」という歌です。
だれも知らない
(作曲/中田喜直 編曲/寺島尚彦)
お星様一つ プッチンともいで
こんがり焼いて 急いで食べて
お腹壊した
オコソトノ ホ
だれも知らないここだけの話
誰も見ていないところで、お星様をもいでみたら、
『食べれるかも知れない…。』という子どもの好奇心ならではの発想です。
子供は好奇心で行動を起こし、間違いに気付き成長して行きます。
この歌は、誰にも見られていない所でコッソリ試してみた感覚を「オ・コ・ソ・ト・ノ」で表現しています。従いまして、この箇所は、緊張感を持った小さなスタッカートで歌うのが妥当ではないでしょうか。
そしてこの様子、子供しか知らないはずが、
実のところお母さんには全てお見通しという、
ここだけの話し (^ ^)
寺尾たかひろ