音楽の力
9月25日 浜離宮朝日ホール
わたくしの恩師、作曲家の小森昭宏先生の追悼コンサートが無事終了致しました。
ソロがあったり、デユエットがあったり、カルテットがあったり、音楽劇があったり…最後は出演者全員での大合唱(ぞうとえんそくしてみたい)でした。
本当に素晴らしい1日だったと思います。
本日、まず第一発目に歌わせて頂いた歌は「道」
今回は童謡界のベテラン、眞理ヨシコさんとデユエットを歌わせていただきました。
出演者皆様も勉強になるのですが、眞理さんの歌唱力はやはり圧倒的でした。
本当にいろいろ学ぶべき事が多く、何だか嬉しかったです。
昭宏先生は、音楽劇の劇中歌を作曲して下さっては、それを私に舞台で歌わせて下さいました。演劇集団円公演、どんどこどん、おばけリンゴ、赤ずきんちゃんの森の狼たちのクリスマス…
まだまだたくさんありますが、いつも出番の歌を作って下さったり、美味しいビールを大量にご馳走になったりと、とても良くしていただき感謝の言葉が見つかりません。
生前、よく私に仰っていた言葉がありました。
「音楽は人を元気にする薬です」
これは名言で、私はこの日それを体験致しました。
また、多くの方々との出会いと、素晴らしい作品との出会いと…
このご縁を大切にして行きたいと思っております。
昭宏先生の作品が素晴らしいのは言うまでもないのですが、
先生が亡くなってからも、こうして先生の音楽を通して大勢の人と人とが繋がり始めるというのは、音楽のそもそもの力とは何であるか??などと考えさせられたりします。
また、世の中の煩わしさだとか、ちょっとした嫌な出来事だとか…
そんなものが本当にチッポケなものであると感じるようになりました。
音楽とはもの凄いです!
この日を境に、私の人生が生まれ変わったと言っても過言ではありません。
「昭宏先生、見ていて下さい」
寺尾たかひろ